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自己破産するとどうなる|その後の生活・人生でできないこと9つの誤解と本当のデメリット5つ

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自己破産すると周りにバレて、人生終わるのかな

自己破産すると、家を借りられない?会社をクビになる?

このように、自己破産するとその後の人生でできなくなることが多く、デメリットが気になる方もいるでしょう。

そこで本記事では、自己破産経験者の筆者が、自己破産でよくある9つの誤解と本当のデメリットを解説していきます。

>>自己破産の無料相談ならライズ綜合法律事務所

自己破産するとどうなる?その後の人生でできないこと・よくある9つの誤解

自己破産をすることで「戸籍に傷がつく…」など、間違った噂が飛び交いそれを信じるあまり、かえって借金が増えるという泥沼にはまってしまうケースもあります。

例えば、多重債務状態ではもうどこも貸してもらえないから、闇金やそれに近い法外な金利を提示する業者にお金を借りてしまうなどです。

しかし、自己破産した私が言うのもなんですが、この制度は借金を支払えなくなった人を救うものです。

救済措置なので、借金を延滞し続けるより大きな不利益はほとんどありません。
ここからは自己破産のよくある誤解を解いていきます。

①戸籍や住民票に破産の事実が記載される

破産宣告をしても、戸籍に傷がつくようなことはありえません。
また、住民票にも記載されません。

記載されるのは、本籍地の破産者名簿だけで、この名簿は本人が請求しなければ交付されないものです。
しかも、免責許可決定がおりたら名簿から抹消されます。

会社を経営していて自己破産すると、代表者の名前で検索した時に破産の事実がヒットすることもあります。しかし一般人でさらに個人なら、エゴサされる可能性はほとんどありませんから、周囲にバレることはありません。

②選挙権がなくなる

なくなりません。自己破産手続きは選挙権に何の影響もありません。

③会社をクビになる

自己破産が原因で会社はその人を解雇することはできません。

破産手続き中、一部の職業(弁護士・司法書士・行政書士・公認会計士・
生命保険募集員、警備業者など)は、職に就けなくなりますが、免責許可が下りれば復権できます。

④結婚相手や家族の信用情報にも影響が出る

自己破産はあくまでも破産者本人のことであり、同居家族や結婚相手の信用情報に影響はありません。

家族のクレジットカードやローン契約も全く影響はないので安心してください。よく自己破産前に離婚して、奥さんの方に全ての財産を渡す…といった話を聞きますよね。破産の影響があるのはあくまでも破産者だけなので、奥さんに渡した財産には影響がないのです。

しかしローン名義人は破産者本人、家の名義は破産者だった場合は、影響があるので注意。名義まで全て、奥さんの方に変える必要があるのですが、この手法は下手に行うと免責が認められないこともあります。

いわゆる「資産隠し」と言われるものです。悪質な場合は詐欺破産罪になる恐れがあるので、財産については弁護士に必ず早めに相談しましょう。

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⑤賃貸住宅の契約ができなくなる(追い出される)

事故破産を理由に賃貸住宅を追い出される心配はありません。

また、賃貸住宅の契約もできます。
ただし、一定期間は信用情報に破産の事実が載っていますので、保証会社が信販系の物件は審査落ちする可能性が高いです。

破産後は、信販系の保証会社が付いている物件は避けましょう。

⑥携帯電話が解約になる

携帯電話は今や生活の必需品です。
自己破産しても公共料金の支払いと同じとみなされますから、支払いを続けても問題はありませんし、没収もされません。

ただ、未払いや電話機本体の支払いが終わっていない場合は借金とみなされ破産手続きに含める必要があります。
この場合は、強制解約になってしまうので注意しましょう。

⑦破産宣告後に得た財産や給与も差し押さえられる

差し押さえられません。自己破産は生活の再建を図るのが目的です。
破産宣告時までの財産は処分されますが、それ以降に得た財産・給与を
生産して債務に充てることはできません。

破産して免責が下りた後の財産は、あなたのものです。家を購入しても車を購入しても問題はありません。

⑧海外旅行に行けない・引越しも無理

破産すると引越しや海外旅行へ行けないかといえば、そうではありません。
裁判所に認められたら、引越しも旅行も可能です。
予定がある方は、早い段階から弁護士に相談することをお勧めします。

⑨一生、ローンやクレジットカード審査に通過しない

自己破産すると約7年から10年は信用情報機関に事故情報が残るため、クレジットカードやローン審査に通過できません。

ただ、事故情報が消え、収入も安定していればまたクレジットカードを持つことも可能です。

下記の記事にもあるように、私は自己破産後9年でカードが復活しています。今では自己破産の影響は全くなく、車のローンも通っています。

どうしてもクレジットカードが必要な方は、デビットカードや家族カードという選択肢もあります。

また、10年のブラックリストが長すぎるという方は、任意整理も選択肢の一つです。任意整理なら、完済後5年でカードやローンの審査に通るようになるはず。

ただし、自己破産のように借金の返済を免れることはできませんから、しっかり返していく必要があります。

自己破産するとその後の生活どうなる?本当のデメリットは5つ

自己破産の本当のデメリットは以下の3つです。

  1. 信用情報に傷がつきブラックリスト入りする
  2. 官報に載る
  3. 財産を手放さないといけない
  4. 職業の資格制限を受ける
  5. 管財事件の場合制限されるもの

以下で解説していきます。

①信用情報に傷がつきブラックリスト入り

先ほども少し触れましたが、自己破産に限らず債務整理をすると信用情報機関にその事実が事故情報として登録されます。

いわゆる「ブラックリスト入り」です。詳しいことは↓この記事で書いていますので割愛します。

債務整理後5年から10年、自己破産では7年から10年は、ブラックリスト入りするので、新たな借り入れができなくなります。

ただ、借金を増やしていた生活から抜け出せ、反省する期間と捉えればデメリットとは思えません。

クレジットカードが使えないデメリットことより、今の借金地獄から抜け出せるメリットのほうが大きいのでは?
私は新しい人生を与えてもらったと感じています。

手元にある現金で堅実に暮らすリハビリ期間と思って、しっかり生活を再建していきましょう。

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②官報に載る

自己破産するとその事実が、官報に載ります。

官報は政府が発行する新聞のようなものです。
一般人で見ている人はかなり少ないので、官報から自己破産の事実が周囲に知れ渡る可能性は極めて低いでしょう

③財産を手放さないといけない

自己破産手続きは、債権者のために財産を精算して、債権額にあてることも目的としています。

なので、現金はもちろん、不動産や車、高額な資産は処分しなければなりません。
ただし、99万円以下の現金と破産手続き後に取得した財産、差し押さえが禁止されている家具や家電は残せます。

精算できる財産がなければ問題ないでしょう。

車については、価値がない(20万円以下)と判断されれば、乗り続けることができる場合もあります。

処分対象になる財産とは?

  • 99万円以上の現金
  • 20万円以上の預貯金
  • 20万円を超える有価証券・株券・ゴルフ会員権
  • 20万円を超える価値のある車
  • 20万円を超える受給予定の退職金
  • 20万円を超える生命保険の解約返戻金

まとめると、20万円を超えるものは換金され債権者へ公平に分配されます。

家財道具や居住用の敷金などは対象になりません。退職金も160万円以下なら処分なしです。

④職業の資格制限を受ける

破産手続きが開始され、免責が確定するまでは、一部の職業に就けなくなります。

免責が下りれば復権しますので、その後は普通にお仕事できます。

破産者が制限される一部の職業

弁護士・公認会計士・税理士・弁理士・公証人・司法書士・行政書士・
不動産鑑定士・社会保険労務士・人事院の人事官・国家公安委員会委員・
公正取引委員会委員・有価証券投資顧問業者・都道府県公安委員会委員・
不動産鑑定士・土地家屋調査士・宅地建物取引業者・検察審査員・古物商・
生命保険募集員・商品取引所委員会・証券会社外務員・質屋・警備業者(警備員)・
建設業・風俗業者・合資会社及び合名会社の社員・株式会社及び有限会社の役員・
代理人・保佐人・成年後見監督人・補助員・遺言執行者・保証人

地方公務員や医師・学校教員などはその資格に影響ありません。

⑤管財事件の場合制限されるもの

一定の財産があり管財事件になる場合、債務者の財産を処分・換金して債権者に公平に配当しなければなりません。

破産者の財産は、破産管財人が管理するため、破産手続き終了までは裁判所の許可なく引っ越しや長期の旅行をすることができません。

また、破産者に郵送された郵便物も破産管財人に配達され、開封されます(破産者も閲覧できる)。

同時廃止の場合は、上記の制限はかかりません。

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自己破産するとどうなる?その後の人生【口コミ体験談】

私は自己破産しましたが、その後の人生が地獄になることはありませんでした。弁護士に依頼したその日から、請求と返済が止まり、平穏な日々が訪れました。自己破産して本当に良かったと思っています。

自己破産すると、「人生が終わるかも」「最悪だ」と不安になる方もいるかもしれませんん。しかし、借金の返済が辛く、生活に困窮する中、返済生活を続けるのはかなり辛いです。

自己破産しても周囲にバレることはなく、普通の生活を送れます。借金返済から免れることができるため、マジでどうしようもないと思ったら選択肢の一つとしておすすめです。

以下では、自己破産した人の口コミをいくつか紹介します。

このように自己破産をして「楽になった」という声が多いのが現実です。

自己破産して後悔した声はないのか?

自己破産して良かったという声がある一方で、ネガティブな声も見られます。

例えば以下のように。

自己破産は早いほどいいと言われている理由は、再起する時期が早くなるからです。自己破産すると10年は、新たなローンが組めません。そのため、40代よりは30代、30代よりは20代の方が、リスタートは早くなります。

まとめ

自己破産と聞くと、いくつか間違ったイメージを持つ方もいますが、大きなデメリットはブラックリスト入りすることくらいです。

しかも10年ほど信用情報が更新されるので、クレカやローンは復活します。自己破産を選ぶ方は借金返済に困り、切羽詰まった状況なので、いずれブラック入りするのは明らかです。

それなら自己破産で借金問題を解決した方が、前向きな選択でしょう。もちろん、自己破産を選ぶかどうかは、個人の状況によります。まずは自分は自己破産を選ぶべきか、他の方法はないのか、弁護士の無料相談などを利用して聞いてみるといいでしょう。

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