究極にお金がない…
ローン審査も通らない…
誰にも借りられない…
キャッシング枠もない…
ん？待てよ…
クレジットカードのショッピング枠はある。
よし！クレジットカードで買い物して、それを売って現金を得よう
現金化の業者を利用して、ショッピング枠をお金に換えよう
もし今、このように考えているなら、ちょっと待ってください。
クレジットカードの現金化は、違法ではありませんがかなりグレーの手法です。
安易にやると、後悔することにもなりかねません。
ここから、どうしてもやりたい人のために「現金化」する方法は教えますが、おすすめできないため、自己責任でお願いします。
クレジットカード現金化てそもそも何よ？
クレジットカードの現金化は、カードで買った商品を換金して現金を得ることです。
個人で行うことも可能ですし、巷にはクレジットカードの現金化を行う業者もいます。
たとえば、換金率のいい10万円の商品をクレジットカードで購入し、中古ショップやメルカリなどのフリマアプリで8万円で売る。
これが個人の現金化の手法です。
一方で、商品またはサービスを購入したことにしてカードを切り、その金額の7割ほどのお金をもらのが業者を利用する手法です。
いずれもショッピング枠を利用して一時的に現金を得られます。しかし、10万円で買って8万で売ると、2万円損していますよね。
業者の場合は7割ですから、30％もの手数料が取られていることになります。
それなのに、どうしても現金が必要で、どこからも借りられない状態だとこの2万円を損してでも8万円が欲しいと思ってしまうんですよね。
現金が入ったことでちょっとだけ潤ったように見えますが、結局借金しているのと同じ。
繰り返していると、借金額がどんどん増えてしまいます。
クレカの現金化って違法じゃないの？
クレジットカードの現金化はどう考えても怪しい手法ですが、御察しの通り、違法スレスレグレーゾーンです。
あまりに悪質で高額な現金化を行った場合、横領罪や詐欺罪になる恐れもあるのです。
- 横領罪…カードで購入した商品は、支払いが終わるまで所有権はカード会社にあります。なので、完済するまでに商品を転売すると横領罪に値する行為になることも。
- 詐欺罪…現金化を目的でカードを利用する場合、カード会社を騙してお金を引き出す行為になり詐欺罪にあたることも。
しかも、万が一自己破産になった場合、クレジットカードの現金化がばれると免責不許可事由になり、免責が認められない可能性もあります。
さらに以下のようなデメリットがあるため、おすすめできません。
クレジットカード現金化はカード会社の規約違反になる
クレジットカードの利用規約では、ショッピング枠の現金化を規約違反としています。
バレてしまうと
- 強制解約
- 一括請求
- カード利用停止
など厳しい処分が待っています。
クレジットカードに関わる協会でも現金化を以下のように警告しているので、注意しなければ、マジで後悔することになります。
日本クレジットカード協会…『クレジットカードのショッピング枠を現金化』にご注意ください！
三井住友カード…ショッピング枠の「現金化は厳禁です！」
なぜクレジットカード現金化がバレないのか
クレジットカード現金化は違法や規約違反にもかかわらず
なぜ、バレていないのか？
なぜ、みんなやっているのか？
と疑問に思う方もいるでしょう。前述したようにクレジットカード現金化は、グレーゾーンです。
個人のお買い物の範囲内と思われる場合は、カード会社も明らかに現金化とはジャッジできません。友達や取引先のお礼で金券を購入することだってありますし、会社の立替えで新幹線の切符を購入することだってもしかしたらあるかもしれませんから。
なので、今カードの現金化がバレていない方はグレーゾーンの状態です。
カード会社も現金化を注視しているため、普段そんなにカードを使わない人が高額なものや金券をまとめて購入した場合は、すぐに怪しまれまれてしまうでしょう。
カードを不正利用されているかも？と思われ調査が入ることもあるので要注意です。
クレジットカード現金化の方法
ヤバイとわかっていても、今現金がどうしても必要！カード現金化の方法を教えて
ここからは、クレジットカード現金化の方法を紹介しますが、切羽詰まっているとしても、自己責任でお願いします。
現金化の方法は簡単
クレジットカードの現金化は、そんなに難しいことではありません。
換金しやすいものをカードで買って、それをリサイクルショップや金券ショップで換金する。
ただそれだけです。
何かを購入してからそれが気に入らず、フリマアプリで売ることってよくありますよね。
行動はそれと同じですから、先述したように現金化がバレる可能性は低めです。
換金しやすいものを購入して、売ればいいのです。
例えば…
- 商品券などの金券
- 家電製品
- ゲーム機
- ブランド品
- 新幹線の回数券
など。詳細詳しく説明していきます。
商品券などの金券
有名百貨店やJCBギフト券などは換金率が約97％くらい。
かなりの高値で取引されています。
流行に左右されず価値が下がることがないので安定して現金化できます。
デメリットは、現金化の抑制のため、最近では商品券の購入は現金払いが主流。
もちろん、カード払いできる商品券もありますが、カード会社からの監視も最も厳しくなっているためまとめて買うのは危険です。
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家電製品
家電と聞くと冷蔵庫や洗濯機など大型なものを想像しがちですが、これらは換金する時の効率が悪いです。
まず置き場所に困りますし、持ち込むか買取に来てもらう必要があります。
思っているより買取価格も低いため、オススメできません。
換金目的で購入する家電はパソコン・スマートフォン・デジカメなどがおすすめです。
iPhoneは買取価格が高めで、中古市場でも人気があります。
換金立も比較的安定してるため、ラクマ・メルカリ・ヤフオクなどフリマアプリに出品しても高値で売却できる可能性大！
業者へ持ち込むより早く売れるケースも多いです。
ゲーム機・ゲームソフト
最近はゲーム機の販売日に長蛇の列ができ、抽選でしか買えないこともしばしば。
こんな時にそのゲーム機をゲットできて、即フリマアプリに出品すれば購入価格より高く売れることも珍しくありません。
ゲーム機だけじゃなく新作ソフトも人気があります。
友達はゲーム機発売日に早朝から並び、ニンテンドースイッチをゲット。即売りに出したところ、完売期間中だったこともあり数万円上乗せした金額で売れました。いわゆる転売ヤーというやつです。
ちなみに、流行りで完売中のおもちゃはゲーム機以外でも価値が高まります。
さらにそれがクリスマスシーズンだと、かなりの高値で取引されています。
ブランド品
ブランド品で換金率がいいものは、時計でいうとロレックス系。
バックは、シャネル・ヴィトン・エルメスが最も買取価格が安定しています。
流行のバレンシアガは、買取業者からするとアパレルブランドに過ぎませんので換金率が悪い！換金目的なら絶対に上記３ブランドにしましょう。
ただし、ブランド物の換金率は商品券などと比べて低いので、クレジットカード現金化の方法で言えば効率が悪い品物です。
新幹線の回数券
もし自分で現金化するなら、私の一押しは「新幹線の回数券」です。
路線に指定はなくほとんど90％以上で換金できています。
人気路線は東京ー大阪間。この区間を行き来する人口は多く、そういう人は頻度も多い為、ちょっとでも安く乗れる回数券を利用します。
なので換金率は超いい98％くらい！かさばりませんし、持ち運びも楽チンです。
しかし、2022年3月で回数券は廃止されてしまいました。
換金率のいい品物はカード会社も警戒中！
クレジットカードの現金化に対しては、カード会社も日頃から警戒しています。
換金率のいい商品券や新幹線の回数券などを高額購入する場合、怪しまれる可能性大。
普段からクレジットカードをよく使う方ならまだしも、そうじゃない場合は、換金目的じゃないかと疑われても仕方ありません。
バレたらカード利用停止が待っています。しかも一括請求されるリスクも背負うことに…。
コソコソと少額のものを購入して換金するのは、手にする現金も少ないですし、効率も悪いですよね。
そこで、カード会社にバレずに現金化して、まとまった現金を手にしたい人が手を出すのが
「業者を使って現金化する」です。
クレジットカード現金化を行う業者の実態
あなたは、
「クレジットカードのショッピング枠現金化します！」
という広告をネットや街中で見たことはありませんか？
それが、現金化を行う業者です。
業者をつかったクレジットカード現金化の手法
ショッピング枠を現金化する業者が使う方法は２つあります。
- 買取方式…業者の指定する商品をカードで購入しその品物を買い取ってもらう。換金率は９０％と高いが、カード利用停止になる可能性が高い。
- キャッシュバック方式…価値のないものをカードで購入させ、現金をキャッシュバックする方法。買取してもらう必要がなく即日入金も可能。カードの利用停止リスクが少ない。
❶の買取方式は、
品物を購入して換金する方法なので個人で現金化する方法とそう変わりません。
❷のキャッシュバック方式は、最近ネットで受付している業者に多い方法です。
ほとんど価値のないものを50万円でカードで購入。
手数料10万円を引いて、40万円を現金でキャッシュバックします。
❶はカード会社の規約違反で利用停止になるリスクが高いですが
❷のキャッシュバック方式は違反ではないため、かなりのグレーゾーン。
2011年以降、現金化を行う業者が出資法違反、及び貸金業法違反で摘発されていますので絶対に合法というわけではありません。
現金化業者に優良業者はいるのか？
クレジットカードの現金化は、カード会社・消費者庁・国民生活センターでも注意喚起していて規約違反ですし、業者が違法行為で検挙されている事例も多数あります。
ネット上では現金化を行う業者を「優良店」や「安全」という言葉を使って紹介しているサイトがあるのですが、安全な現金化ってありえません。
国民生活センターでは、安易に利用してトラブルに巻き込まれる相談が増えていると報告されています。
「クレジットカード現金化」に関する相談件数は2005年度から2009年度の約5年間で696件である。2009年度に受け付けた相談件数は2010年3月26日現在で207件の相談が寄せられており、前年度の同時期と比較して約1.7倍増加している。
引用：国民生活センター
最悪の場合、カード情報や個人情報を悪用されたり、現金の入金がない場合もあるのです。
また、先述したとおり現金化の行為を繰り返すと、詐欺罪や横領罪とみなされるリスクもあります。
現金化業者に優良業者という概念はそもそも存在しないのです。
現金化を謳う悪質業者と消費者の良くあるトラブル
現金化業者との良くあるトラブルで多いのが
- お金が振り込まれない
- 広告に書いている換金率と違う
- 手数料が多い
現金化を行う業者は０９０など携帯電話で営業していることも多く、入金がないうえ、連絡も取れなくなるなど最悪な事態に巻き込まれる可能性があります。
この場合、カード会社に連絡して、カードの請求を止めてもらうにしても
現金化の目的でカードを使ったことがバレてしまうでしょう。
翌月にはしっかりカードの請求がきます。お金がなければ、返済できず信用情報に傷がついてしまいます。
絶体絶命です。
結論：クレジットカードを現金化しても借金と問題が膨らむだけ
クレジットカードの現金化で一時的にお金が手に入ったとしても、カードの締め日を超え、翌月にはしっかりとその分の請求がきます。
例えばそれを分割にしても、債務は確実に増えているわけで多重債務からの自己破産への道まっしぐらです。
しかも、カード現金化の業者は金利で考えるとかなり法外です。
50万円を借りて手数料は10万円。
40万円を手にしても30日後に50万円の請求がカード会社から上がります。
これを金利にすると300％です。
それに加え、現金が振り込まれないとか個人情報やカード情報が悪用されるリスクまで背負い、デメリットしかないです。
現金化の危険を日本クレジット協会がわかりやすくまとめたこのページは参考になります。
日本クレジット協会
自己破産して借金を整理しようとしても、クレジットカードの現金化は免責不許可事由なので最悪免責が下りないかもしれません。
現金化していいのは、こういう人だけ！
現金化していい人は
- カード利用停止を覚悟している
- 翌月100％確実に現金化した分の支払いを一括でできる
- カード＆個人情報を悪用されることを理解済み
上記のような人です。
現金化するほど困っているなら借金から解放された方がいい
もし、現金化するほど債務の支払いに困っているなら悪あがきせず、弁護士に相談して債務整理をすべきです。
債務整理は国が私たちに用意してくれた人生をやり直すチャンスです。
現金化したってどうせ借金が増えるだけなのでもう、ジタバタせず、弁護士に相談しましょう。
債務整理は自己破産だけじゃありません。
自分にあった方法で借金を整理できるので支払いが苦しい人は1日でも早く弁護士や司法書士にお願いしましょう。
