「任意整理しない方がいい?」「ブラックリスト入りが怖くて、一歩が踏み出せない」…その気持ち、痛いほどわかります。
借金の返済に追われる苦しさの中で、さらに「ブラックリスト」という言葉が、重くのしかかりますよね。
何を隠そう、このサイト(imashiri.com)の編集長である私自身が、過去に自己破産を経験し、10年近く「ブラックリスト」状態の生活を送りました。
それだけではありません。私は元貸金業者(消費者金融)の人間として、その「信用情報」が内部でどう扱われるかも見てきた立場です。
その「借りた側(自己破産者)」と「貸した側(元貸金業者)」の両方の視点から断言します。
ブラックリストを恐れるあまり任意整理をためらうのは、本当にもったいない。
この記事では、あなたが不安に思う「家族や会社にバレる?」「クレジットカードは?」「車は?」といったブラックリストの“誤解”を解き、私自身が体験した「真実」をすべてお話しします。
もし、今現在借金の支払いが困難な状況だったら、ちょっとだけこの記事を読んでいってください。
▶︎▶︎【私が使ったのはコレ】借金返済シミュレーターで減額診断する(無料)結論「ブラックリストが怖い」から任意整理しない方がいいは間違い
まず結論から言えば、「ブラックリスト入りが嫌だから任意整理しない方がいい」という考えは、多くの場合間違いです。
私自身が自己破産でブラックリスト生活を経験し、さらに元貸金業者(消費者金融)として内部事情も知る立場として、なぜそう断言できるのか。
その理由は、大きく分けて3つあります。
①すでに「ブラック」または「予備軍」の可能性が高いから
あなたが「ブラック入りを避けたい」と願っていても、すでに手遅れか、時間の問題である可能性が非常に高いです。
- すでに滞納している場合 もしあなたがすでに借金を2〜3ヶ月以上滞納しているなら、残念ながらその時点であなたの信用情報(CICやJICC)には「異動(事故情報)」が記録されています。 つまり、あなたが「怖い」と思っているブラックリスト入りは、すでに現実のものとなっています。
- 滞納していなくても「自転車操業」の場合 「滞納はしていない」という人でも安心はできません。 複数の業者から借り入れ、返済のために他社で借りる「自転車操業」状態になっていませんか? 貸金業法には「総量規制」というルールがあり、原則として年収の3分の1までしか借りられません。すでに限度額いっぱいでどこからも借りられない状態なら、それは金融機関側から見れば「返済能力がない」と判断されており、実質的な「ブラック(=審査に通らない)状態」です。
今さら「ブラック入り」を恐れても、状況は変わらないのです。
②ブラックリストを恐れても、借金問題は1円も解決しないから
当たり前のことですが、あなたが「ブラックリストが怖い…」と悩み、決断を先延ばしにしている間にも、借金の利息や遅延損害金は毎日、容赦なく膨らみ続けます。
ブラックリストを恐れるその気持ちが、あなたの借金問題を1円でも解決してくれることはありません。
ここで「貸した側」の人間としてハッキリ言いますが、金融機関が最も嫌うのは「任意整理を申し出る人」ではありません。最も嫌うのは「連絡もせず、支払いを滞納する人」です。
任意整理は、弁護士を通じた法的な「返済の意思表示」であり、交渉のテーブルにつく行為です。 しかし、滞納は「信用の放棄」。あなたが守りたいと思っている「信用」を、自らドブに捨てているのと同じことなんです。
信用を守りたいなら、滞納する前に整理(交渉)するのが筋です。
たとえ、任意整理で金利カットの交渉をされたとしても、金融機関は「せめて元金」だけでも回収したいと思うのは当然のこと。
自己破産をされてしまうよりは、まだ負債を抑えることができるため交渉に応じてくれるケースが多いのです。
③【体験談】先延ばしにした結果、任意整理すらできなくなる
これが、私があなたに一番伝えたいことです。
先延ばしにした結果、任意整理という「一番穏便な解決策」すら選べなくなるリスクがあります。
これは、私自身の最大の失敗談です。 私もかつて「まだ大丈夫」「ブラックは嫌だ」と現実から目をそらし、先延ばしにしました。
その結果、どうなったか。
気づいた時には利息が膨らみすぎ、「元金だけでも3年や5年で返す」という任意整理の土台にすら乗れなくなっていました。 そして、私に残された道は、財産を失う「自己破産」だけでした。
もし、あの時もっと早く弁護士に相談していれば、任意整理で解決できたかもしれない…。そう思うと、今でも悔やまれます。
任意整理と自己破産は重みが違います。
あなたは、私と同じ道をたどってはいけません。
任意整理のメリットをサクッと解説
まずは債務整理の1つ「任意整理」のメリットを確認しておきましょう。
任意整理って何?
任意整理は、裁判所を介さず直接金融会社と交渉して、利息や延滞遅延金を免除してもらう手続きです。
支払い回数36回(3年)や60回(5年)で分割を組み直し、月の支払額を減額することで、負担が減ります。
任意整理のメリット
任意整理には以下のようなメリットがあります。
- 将来かかる利息カット
- 催促・請求が止まる
- 返済期間延長で月の負担額がへる
- 利息がないのでどんどん借金が減る
- 完済までのメドが立つ
- 任意整理する債権者を選べる
- 車や住宅ローンはそのまま返済できる
- 弁護士・司法書士への依頼費用が安い
ここ最近は、年齢問わず、リボ払いの利息が高くて困っている人が多く見られますが、その利息は任意整理することでカットされるのです。
元金だけ無理なく返す計画を立てますので、完済までの道がしっかりと見えます。
弁護士や司法書士が介入することで、支払いや請求・催促が止まるのも大きなメリットです。
▶︎▶︎【私が使ったのはコレ】借金返済シミュレーターで減額診断する(無料)任意整理のデメリットは1つだけ
借金の支払いがつらい人にとって、任意整理は債務者に都合のいい条件で交渉ができる借金整理方法です。
支払いが困窮している状況では、メリットだらけの方法に見えますが
唯一デメリットと言えるのが、「ブラックリスト入り」すること。
ただし、借金を2ヶ月以上滞納している人は、すでにブラック入りしています。
また、多重債務でもうどこからも借りられない人も、金融事故ではありませんが、債務超過でブラック入りでしょう。
今ブラックじゃないかもしれませんが、他から借りて返す自転車操業状態の人は、遅かれ早かれブラック入りです。
任意整理をしなくてもすでにブラック状態であれば、デメリットはほとんどないと言えます。
「任意整理=人生終わりではない」ブラックリストの「5大誤解」。元金融マンが真実を答えます
「ブラックリスト」という言葉の響きが、あなたの不安を必要以上に煽(あお)っています。
借金のせいで生活が困窮しているのに、ブラックリスト入りが嫌で弁護士に相談しない人は結構多いです。
だけど、そもそも、ブラックリスト入りして困ることって何でしょうか?
私自身、自己破産でブラックリストを実体験し、さらに元貸金業者としてその情報を「扱う側」にもいた立場です。
その両方の視点から、読者が抱えがちな「5つの大きな誤解」について、真実だけをハッキリと解説していきます。
①任意整理してブラックリスト入りしたら家族や会社に「バレる」
あなたから話さない限り、バレることはまずありません。
信用情報(ブラックリスト)は、貸金業法や個人情報保護法で厳重に守られています。照会できるのは「本人」と「加盟している金融機関」のみ。家族や勤務先が照会することは法律で禁止されています。
また、任意整理は裁判所を介さない交渉なので、自己破産と違って国の「官報」にも載りません。依頼した専門家にも守秘義務があります。
むしろ危険なのは、借金を放置して滞納することです。自宅に届く督促状や、職場にかかってくる催促の電話の方が、よほど家族や会社にバレるリスクが高いと言えます。
②任意整理でクレジットカードが全部なくなると「生活できない」
カードが使えなくなるのは事実です。
まず、任意整理の対象にしたカードは当然、強制解約となります。 そして、対象にしなかったカードも、カード会社が定期的に行う「途上与信(とじょうよしん)(契約中の信用チェック)」で、あなたの任意整理の事実(事故情報)を把握します。
近いうちに利用停止となったり、次のカード更新が拒否されたりして、いずれは「全部」使えなくなる可能性が極めて高いです。
しかし「カードがない=生活できない」というのは完全な誤解です。
【体験談】生活は他の方法で99%カバーできる
私自身、自己破産でブラックリスト生活を経験しましたが、クレジットカードがなくても生活は全く問題ありませんでした。「生活できない」は完全な誤解です。 なぜなら、以下の3つのカードでほぼすべて代用できるからです。
- デビットカード(審査なし) 銀行口座から即時引き落としされるカードです。審査不要で、今お持ちのキャッシュカードに付帯させることも可能です。ネットショッピングも店舗での支払いも、クレカとほぼ同様に使えます。
- 家族カード もしご家族(配偶者や親)に安定収入があれば、その方の「家族会員」としてカードを発行してもらう方法です。審査は本会員(ご家族)に対して行われます。
- ETCパーソナルカード 高速道路をよく使う方も、デポジット(保証金)を預けることで審査なしで発行できる「ETCパーSナルカード」で対応できます。
海外旅行も楽天のデビットカードのVISAで問題ありませんでした!ホテルのデポジットは、現金でOKでしたし、意外となんとかなります。
それよりも、毎月カードの支払いに追われる生活から抜け出せたことのメリットの方が大きかったです。
③任意整理すると車のローンが一括請求される
車のローン返済中です。通勤で車を使っているので、車を引き上げられてしまったらとても困ります。
大丈夫です!任意整理の「対象から外せば」、一括請求されず乗り続けられるケースがほとんどです。
任意整理は「交渉する相手(債権者)を選べる」のが最大のメリットです。
車のローン会社を交渉の対象から外し、これまで通り返済を続ける限り、契約違反にはなりません。そのため、ローン会社側があえて一括請求してくる理由はなく、そのまま乗り続けられる可能性が高いです。
▶︎▶︎【車も残せる任意整理ならここ】借金返済シミュレーターで減額診断する(無料)④任意整理すると結婚や就職・転職に不利になる
金融機関や一部の保証会社への就職を除けば、不利になることは一切ありません。
この誤解は非常に多いのですが、誤解①と同様、信用情報は厳重に守られています。
まず、結婚に関してはまったく心配ありません。
信用情報は個人情報の中でも特に保護されている分野で、結婚相手やその家族があなたの信用情報を調べることは法的に不可能です。仮に金融業界に勤めている相手であっても、プライベートな目的で信用情報を閲覧することは法律違反になります。
また、就職・転職でも同様です。
一般企業(金融機関や保証会社を除く)が、採用の過程で応募者の信用情報を照会することは法律で禁止されています。破産や債務整理の経験があることで採用に影響することはありません。
つまり、金融系を志望しない限り、キャリアの選択において不利益を受けることはないということです。
むしろ、借金を抱えたまま生活を続けるほうが、将来設計においては大きなリスクとなります。
返済に追われて心身が疲弊したり、結婚や転職といった人生の転機を逃してしまうケースもあります。
正しい手続きで債務整理を行い、早めにリスタートするほうが、結果的に人生を前向きに進められるのです。
⑤一生ローンが組めない「人生終わり」の状態になる
終わりません。情報は「完済後 約5年」で削除されます。
ブラックリスト=一生モノの烙印、というのは完全な誤解です。
信用情報機関(CIC、JICC)が任意整理の情報を登録している期間は、「任意整理で和解した借金を完済してから約5年間」とルールで決まっています。
(例:5年で完済した場合 → 完済から5年後 → 約10年後には情報削除)
この期間が過ぎれば事故情報は削除され、再びクレジットカードやローンに申し込める状態(いわゆる「スーパーホワイト」)に戻ります。
私自身、自己破産(こちらは最長10年)を経て、今では問題なくローンも組めています。人生の再スタートは可能です。
【体験談】自己破産経験者が語る「ブラックリスト生活」のリアルな実態

「バレる」「人生終わり」といった5つの誤解を解いたところで、次に「じゃあ、本当のデメリットは何なの?」という疑問にお答えします。
ここからは、私自身が過去に自己破産で経験した、「ブラックリスト生活」のリアルな実態です。
本当のデメリットは「5年〜10年、金融取引で不便なこと」ただ一つ
家族に知られることもありませんし、人生が終わるわけでもありません。
任意整理や自己破産をしたからといって、取り返しのつかない不幸になるわけではないのです。
実際のところ、いわゆる「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態での本当のデメリットは、たった一つだけ。
それは「完済後およそ5年〜最長10年間、新たな金融取引(借入やローン)ができない」という点です。
もう少し具体的に言うと、次の2つに集約されます。
- 新しくクレジットカードを作ることができない
- 新しくローン(住宅・自動車・カードローンなど)を組むことができない
つまり、クレジットカード払いやローンを日常的に使っている人にとっては少し不便な期間が続く、というだけの話です。
裏を返せば、それ以外の多くの「デメリット」と言われていることは、実際には誤解か、少し工夫すれば十分に対処できる程度のことにすぎません。
ちなみに、最近はブラックでもOKの自社ローンサービスが充実しているので、車をローンで購入可能です。
↓この記事を参考にしてください。
私が経験した「ブラックリスト生活」で本当に困ったこと
「些細な不便」とは言っても、私がブラックリスト期間中(自己破産だったので約8年でした)に「あ、これは不便だ」と実生活で感じた場面は、主に以下の3つです。
- スマホの機種変更で分割払いができなかった 携帯電話の機種変更に行った際、本体代金(当時10万円ほど)の分割審査に当然のように落ちました。一括払いで買うしかなく、痛い出費でした。 (※対策:中古で安く買う、型落ちを一括で買うなどで十分対応可能でした)
- 一部の賃貸契約で保証会社の審査に落ちることがあった 引っ越しをしようとした際、一部の物件で「信販系(クレジットカード会社系)」の保証会社の審査に落ちました。信用情報を参照されたためです。 (※対策:信販系ではない保証会社(LICCなど)を使っている物件を選ぶ、連帯保証人を立てるなどで対応可能でした)
- ETCカードが作れず、高速道路で不便だった クレジットカードが持てないので、付帯するETCカードも持てません。高速道路の料金所で毎回「一般レーン」に並び、現金払いするのが地味にストレスでした。 (※対策:前述したデポジット制の「ETCパーソナルカード」を作れば解決できました)
このように、すべて「不便」ではあっても、「対策可能」なことばかりでした。
逆に「ブラックリスト」のメリット(?)と、借金地獄との比較
不便な話もしてきましたが、ここからが一番伝えたい「本音」です。
私にとって、いわゆるブラックリスト生活には、それをはるかに上回るメリットがありました。
ブラック期間(私の場合は約8年)は、確かに新しいカードを作れなかったり、ローンが組めなかったりと不便なこともありました。
けれども、借金の返済に追われ、電話の音に怯え、給料日が来てもお金が右から左へ消えていく――あの「地獄」のような日々に比べれば、精神的にはまるで天国でした。
「もう返済のことで頭を抱えなくていい」
「督促に怯えなくていい」
その安心感と解放感は、何にも代えがたいものでした。
そして何より大きかったのは、「借金に頼らない生き方」を身につけられたことです。
ブラックリストのおかげで、強制的に現金主義になり、収入の範囲でどう暮らすかを真剣に考えるようになりました。
その経験は、信用情報が回復した今でも、家計管理の土台として確実に生きています。
任意整理を「しない方がいい」より危険。迷う時間の3大リスク
ここまでで、ブラックリストに対する誤解が少しずつ解け、
その実態…つまり「対策できる程度の不便さ」だということを理解していただけたと思います。
ただ、誤解が解けた今こそ、もう一つだけ知っておいてほしいことがあります。
本当に怖いのは、「ブラックリストに入ること」そのものではありません。
怖いのは、どうしようかと悩みながら、何も行動できずに時間だけが過ぎていくことです。
借金を放置し続ける…つまり、任意整理などの手続きを「しない」ままにすること。
それこそが、あなたの人生にとって最も大きなリスクになります。
ここからは、その「3大リスク」について、具体的にお伝えします。
リスク①:利息と遅延損害金が膨らみ続ける
あなたが「ブラックは嫌だ」と悩んでいるこの瞬間も、利息と遅延損害金は1日たりとも待ってくれません。
特にリボ払いや消費者金融の金利(年15~18%)は、あなたが思うよりはるかに重い。 返済しても返済しても、その多くが利息に消え、元金がほとんど減らない「利息地獄」の状態に陥っていませんか?
迷っているその1ヶ月で、さらに数千円、数万円を(元金が減らない)利息としてドブに捨てることになるのです。
リスク②:督促・取り立てによる精神的消耗
「また電話が鳴っている…」 「郵便受けを開けるのが怖い…」
返済が遅れれば、当然ながら督促が始まります。 元貸金業者として言いますが、督促は「支払ってもらう」まで続く、彼らの「仕事」です。
この「いつ連絡が来るかわからない」というプレッシャーは、あなたの精神を確実にすり減らします。 仕事や家庭生活に集中できず、常に借金のことが頭から離れない…。その状態を続けること自体が、人生の大きな損失です。
リスク③:【最重要】手遅れになり「自己破産」しか選択肢がなくなる
これが、一番強く伝えたい、最大のリスクです。
任意整理は、あくまで「(利息をカットした)元金を3年~5年で分割返済する」ことが前提の交渉です。
しかし、あなたが迷っている間に利息が膨らみすぎ、借金総額が「3~5年では到底返せない額」になってしまったら、どうなるか。
金融機関は「任意整理」の交渉に応じてくれなくなります。
そうなれば、残された道は、私のように財産(家や車)を失う可能性のある「自己破産」や「個人再生」しかなくなります。
「任意整理で済んだはず」が「自己破産しかなくなった」…これこそが、決断を先延ばしにしたことの、最も重い代償なのです。
任意整理で迷う人が「今すぐ」やるべきたった一つのこと
ブラックリストを恐れるリスクと、借金を放置するリスク。 その両方を理解した今、あなたが「今すぐ」やるべきことは、たった一つです。
それは、「弁護士・司法書士の『無料相談』で、自分の現状を正確に知ること」です。
「ブラックが怖い」と一人でネット検索を続けて悩み、時間を浪費することほど、無駄で危険なことはありません。
「相談」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、これは「契約」ではありません。まずはあなたの借金の状況をプロに「診断」してもらうためです。私も、無料の相談からスタートしました。
専門家への相談が必須な理由は、明確です。
- あなたに最適な解決策を「診断」してくれる あなたの借金総額、収入、財産状況を元に、どの方法がベストか(任意整理でいけるのか、個人再生か、私のような自己破産か)を客観的に示してくれます。
- 「いくら減るか」を具体的に示してくれる 「もし任意整理した場合、毎月の返済はいくらになるか」「そもそも任意整理できる状況か」を具体的に計算してくれます。ゴールの見えない不安が、具体的な「返済計画」に変わります。
- 無料で・匿名で相談できる窓口がある 最近では、元記事でも紹介している「ライズ綜合法律事務所」のように、チャットや電話で、何度でも無料かつ匿名(※)で相談できる事務所が増えています。あなたが失うものは何もありません。(※事務所によります)
「相談したら、そのまま契約させられるんじゃないか…」 「こんな借金、怒られるんじゃないか…」このような不安もあるでしょう。
私が初めて法律事務所のドアを叩いた時、足が震えるほど怖かったのを覚えています。「まだ大丈夫」と引き返そうかとも思いました。
しかし、勇気を出して専門家にすべてを話した瞬間、「ああ、解決できるんだ」「もうこの生活から抜け出せるんだ」と分かり、全身の力が抜けて肩の荷が下りたんです。
相談は、契約ではありません。 債務整理は、借金で苦しむ人に国が用意したあなたの「権利」です。
「ブラックが怖い」と一人で悩み続けるより、まずはプロに「私(あなた)の場合は、どうなりますか?」と、その一言を聞いてみてください。
▶︎▶︎【私が使ったのはコレ】借金返済シミュレーターで減額診断する(無料)任意整理しなければよかった?よくある質問

最後に、「ブラックリストが不安」という方がよく抱く疑問や、ネット(知恵袋など)で見かける不安の声について、Q&A形式でズバリお答えします。
任意整理して「後悔」する人はどんな人ですか?
任意整理で後悔するパターンは、主に以下の2つです。
- 「車」や「保証人付きの借金」を整理対象にしてしまった 前述の通り、任意整理は交渉相手を選べます。「車を残したかったのに車のローンを対象にして引き揚げられた」「保証人(親など)がいる奨学金を対象にしてしまい、保証人に一括請求がいった」というケースは、専門家との事前の打ち合わせ不足が原因です。
- 無理な返済計画を立てて、結局支払えなくなった 任意整理は「元金を3~5年で返す」交渉です。専門家に自分の家計状況を正直に伝えず、「これくらいなら払えるはず」と無理な計画を立てた結果、途中で支払いが遅れ(後述)、和解が取り消しになってしまうと「しなければよかった」と後悔することになります。
これらの「後悔」は、いずれも信頼できる専門家に正直に相談し、無理のない計画を立てることで回避できます。
ブラックリスト期間中、携帯(スマホ)の分割払いは本当にできませんか?
はい、できません。信用情報(ブラックリスト)を参照されるため、分割審査には通りません。
これは私自身も経験しましたが、スマホ本体の分割払い(割賦契約)はローンの一種です。ブラック期間中は審査に落ちるため、機種変更は「一括払い」での購入が基本となります。
対策としては、「中古(白ロム)端末を買う」「型落ちの安いモデルを一括で買う」などで十分対応可能です。
任意整理をすると恥ずかしいですか?
でも、ちょっと考えてみてください。
恥ずかしいという気持ちは、いったい誰に対してなのでしょうか。
任意整理をしたことや、いわゆるブラック状態であることは、あなたが自分から話さない限り、誰にもわかりません。
金融機関の記録は外部に漏れることはなく、家族や職場、友人に知られることも基本的にありません。
だから、恥ずかしがる必要はまったくないのです。
むしろ、借金を抱えたまま返済を滞らせてしまうほうが、社会的な信用を失うリスクは高くなります。
「整理する」というのは逃げではなく、問題に正面から向き合う選択です。
それは、責任をもって立て直そうとする人だけができる、勇気ある決断だと私は思います。
任意整理すると、今住んでいる賃貸アパートを追い出されますか?
いいえ、追い出されることはありません。
家賃をきちんと支払い続けていれば、任意整理したという理由だけで賃貸契約を解除されることはありません。安心してください。
ただし、「次の引っ越し」の際には注意が必要です。 次に契約する物件の家賃保証会社が「信販系(クレカ会社系)」だった場合、信用情報を参照され審査に落ちることがあります。その際は、信販系以外の保証会社(LICCなど)を使っている物件を選ぶか、連帯保証人を立てるなどの対策が必要です。
ちなみに、私はブラック中に通った賃貸審査は、カーサ、日本セーフティ、全保連、大東建託などの独立系です。
ちなみに、本記事で解説した流れでは、ブラックだと確実に落ちる信販系の「オリエントコーポレーション」も、自己破産後、5年で通過したことがあります。これは家賃が6万円台と安かったのと保証人をつけたから通ったと推測しています。
こういうケースもあるので、絶対に引っ越しできないというわけではありません。
奨学金も任意整理できますか?保証人(親など)に迷惑がかかりますか?
任意整理の対象にできます。しかし、その場合「保証人」に100%迷惑がかかります(一括請求されます)。
これが任意整理で最も注意すべき点の一つです。 奨学金や一部のローンには、「連帯保証人」や「保証人」(多くはご両親など)が設定されています。あなたが奨学金を任意整理すると、債権者(日本学生支援機構など)は、即座に保証人に対して残額の一括返済を請求します。
家族に内緒で任意整理を進めていた場合、これが原因でバレるだけでなく、ご家族に多大な金銭的迷惑をかけることになります。
最近では、保証会社をつけるのもスタンダードになってきたので、保証人がいない場合は、任意整理しても影響はないでしょう。
任意整理後の返済中に、支払いが遅れたらどうなりますか?
最悪の場合、和解が取り消され、残額の一括請求+遅延損害金を請求されます。
任意整理の和解契約書には「(通常)2回以上支払いを怠った場合、和解は無効となり、残額を一括で請求できる(=期限の利益の喪失)」という条項が必ず入っています。
もし病気や失業などで支払いが難しくなった場合は、絶対に放置してはいけません。
すぐに和解交渉をしてくれた専門家(弁護士・司法書士)に連絡し、相手方金融機関にリスケ(支払い猶予など)の再交渉をしてもらえないか相談してください。放置が一番危険です。
ネット(知恵袋など)で「任意整理しなければよかった」という口コミを見ました…
それは、私(編集長)のように「先延ばしにしすぎた」人の声かもしれません。
私がまさにそうですが、「任意整理しなければよかった」というより、「もっと早く任意整理しておけば、自己破産せずに済んだかもしれないのに」という後悔です。
ネットの匿名の声は、その人がどんな状況で(=すでに手遅れで)、どんな専門家に依頼した(=経験不足の専門家だった)か分かりません。
ブラックリストの不安で迷っているなら、匿名の情報に振り回されるのではなく、まずはあなたの状況をプロの専門家(無料相談)に診断してもらうことが、後悔しないための最短距離です。
▶︎▶︎【私が使ったのはコレ】借金返済シミュレーターで減額診断する(無料)支払いがキツイなら1日も早く専門家の意見を聞いたほうがいい
もし今、あなたが
- 滞納はしてないけど来月は間に合わないかも
- 失業して支払いのめどが立たない
- 利息だけ払って元金が減らない
- 長く同じところの借金を返し続けている
などの状態なら、任意整理をするかしないかは別として、1日も早く弁護士や司法書士に相談しましょう。
相談するだけで、あなたの借金問題の具体的な解決方法を見つけられますし。何より選択肢を得られるだけでも意味があります。
長く同じところの借金を返し続けている場合は、過払い金が発生していてお金が戻ってくる可能性もあるでしょう。
とはいえ、
債務整理するかわからないのにいきなり弁護士に相談とかムリ!
と思いますよね。
弁護士とか司法書士ってちょっと敷居が高い…。
高い相談料とか取られたら困るし、何より自分の借金を初対面の人に話すのに抵抗がありますよね。
しかし最近では、ネットで無料相談できる事務所も増えてきました。
「ライズ綜合法律事務所無料減額診断」なら、ラインのようにチャット感覚で利用出来て匿名&無料で相談可能です。
しかも何度相談しても無料。親身に対応してくれるので、債務整理で迷っている方におすすめできます。
法律は本来私たちにもっと身近な存在です。
だけど、知らなければ知らないまま損をすることも多い。
ブラックが嫌だからと現状に向き合わなかったら、一生借金生活を続けることになります。
債務整理は、借金で苦しむ人のために国が用意した救済措置です。
保障されている権利なので、人生をやり直すチャンスだと思って活用しましょう。
<著者・監修者情報>

この記事の著者:imashiri.com
編集長プロフィール:元・元貸金業者勤務。日々多くの融資書類や審査関連業務に携わる中で、個人のお金に関する悩みや現実を間近で見てきた。自身も過去に多重債務に陥り、自己破産を経験。その後、同じように苦しむ人を減らしたいという思いから、金融知識と実体験をもとに「imashiri.com」を立ち上げる。現在は、借金問題・債務整理・中小消費者金融を中心に、再出発を目指す人に寄り添った情報発信を行っている。




